裸族家族 d_725522 2026/05/13
公開日:
:
タイギーナ
◆プロローグ
キーンコーンカーンコーン
学校の終業のチャイムが鳴り、ホームルームが終わると皆一斉に教室を出る。
「なぁなぁ、さっき2組の城島と3組の高橋が、手を繋いで帰ってたぜ」
「マジで?」
「付き合ってたの? あの二人 知らなかったわ」
「あ〜あ… いいなぁ〜」
「俺も彼女作ろっかな〜」
「お前、好きな子とかいたっけ?」
「いっぱいいる(笑)」
僕の前を歩く二人の会話を聞きながら、僕はふと考えてみた。
彼女か…
そういえば、僕はまだ彼女が欲しいとか思ったことは、一度もないな…
同学年に好きな子とか、気になる子もいないし
僕は父さんと母さんと三人の姉─
家族が大好きなんだ。
◆裸族家族
家に帰ると玄関ですぐに服と靴を脱ぐ。
うちでは、そういうことになっている。
何故なら、僕の家族は全員─
「ただいま」
リビングで拭き掃除をしている母さんに声をかける。
家では裸族だからだ。
「お帰り〜 雄一」
「あれ? もうそんな時間なの?」
「あ」
「今日は5時限までの日ね」
「悪いけど、掃除が終わってから買い物に行くから」
「パンもお菓子も無かったわ ゴメンね」
ネットで調べてみると、割と家族で裸族という
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